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炊き出し運営委員会 議事録(2023年7月)

参加者(敬称略):幕内、林、堀江、酒井、田島、武石、柳本(記録)

事務局:清野、幸田、大野

開催日時:2023年7月23日(日)17:00~18:30

(1) 運営メンバーの増加

・田島さんが新たにメンバーに!
・引き続き運営メンバー募集中です。

(2) 財政状況

・一昨年は約5,500万寄付があったのに対し、昨年は3,450万円に減少。マスコミへの露出が減ったのが大きな原因だろう。このままいくと、今年は2,000万円台の見込み。*コロナ前に比べると2,000万円でも多いが。
・寄付額が減少しているが、反対に炊き出し利用者は増える一方。
*2021年度平均398人・2022年度平均512人・2023年度平均546人(7月まで)
・今年は炊き出しの経費が年間約1,100万円の見込み(お弁当代約750万円・コロナ対策キット代250万・車両費100万円)。人件費も増加しており、結果単年度では収支赤字に終わった。
・毎月最終火曜日に弁当を配っているが、開始当初は50人ほどの利用者だったのが、現在は200名ほどいる。この活動にも年間100万円ほどかかっている。節約のため、この活動については、8月からは、期限切れのアルファ米などの配布に切り替えることで決定。

(3) アンケートの実施結果(中間報告)

・現時点で38名が回答。引き続きアンケートを実施し、より多くの回答を集めていく。
・配食につき、コロナ前のぶっかけ飯と現在配布している弁当のどちらを希望するかとの質問に対しては、弁当派が圧倒的に多かった。
・活動に対する意見としては、利用者の中で2回並ぶ人がいることに対する不満の声が多く寄せられた。
・また、配布開始時間を18時から17時に早めて欲しいとの声も寄せられた。但し、アコスタ(コスプレイベント)が17:00迄につき、同居している間は17:00への開始時間の繰り上げは困難と判断した。

(4) 2回並ぶ人がいることへの対策

・10月から、お弁当に並ぶのを18時で締め切ることで決定。18時以降に来た人は配布対象外としてお断りする。締め切った時点で弁当が大量に余っている場合の対応(2周目をやるのかなど)については、現場で判断する。
・10月からの変更に伴い、今後チラシやSNSを通じて積極的に周知していく。
・18時の時点で何名ぐらいが並ぶのか把握するために、18時時点で並ぶ人の人数を記録し、今後の弁当注文数の参考にしていく。
※18時で締め切る変更については、このように変更することで、経費削減にもつながるとの意見で合意した。

(5) スポーツドリンクの提供

・昨夏、寄付で頂いた期限切れのポカリスエットの粉末が多く残っていたことから、衣類配布の際にその場で飲んでもらう用に紙コップでポカリを配布したところ、大盛況だったので、今年も8月(+9月?)の衣類配布時に実施することで決定。

(6) 慰霊コーナーの設置

・コロナ前は、毎年、8月に路上で亡くなられた方を追悼する夏祭りを実施していた。素麺、スイカ割り、仏教とキリスト教で追悼の儀式等を実施してきた。
・今年は、猛暑を避けて9月23日(土)の配食のときに「慰霊コーナー」を設けることで決定。お祭りや追悼の儀式は行わずお焼香台を設置する。

(7)看板

・大野さんが引き続きデザインを検討する。
・「炊き出し」という表現ではなく「お弁当」の方がいいのではないかとの意見があった・
・「生活にお困りの方へ」といった一文を冒頭に挿入することで、本当に支援を必要としている方に絞って活動していくことも、(予算の面等で)持続可能に活動していく上で重要ではないかとの意見があり、その方向で再度検討することとした。
・同列扱いを企図して炊き出しと同じフォントサイズとするなど鍼灸、整体、医療相談の表記の仕方も併せて要検討。

(8) 衣類整理ボランティア

・少し前から、新規参加者4名には衣類配布にも参加してもらっており、マンパワーが増えてありがたい。この4名に加え、お友達枠などの新規参加者がいる場合もある。人数がいればいるほどありがたい。毎回新規参加者枠で6名ほど確保できるのが理想。
・衣類整理のサイズ分けについては、作業を簡素化すべく、種類別に仕分けはするものの、サイズ分けのシールは貼らないことで決定。他方、靴だけは引き続きサイズのシールを貼る。
・衣類は、サイズの小さいものは残りやすいので、そういったものは潔くリサイクルに回していくことが重要。
・できるだけ余らせないために、衣類整理の最後の15分は余り物を好きなだけとってもらうような時間にするのも一案ではないかとの意見もあった。
・段ボールが不足している。よりしっかりした箱を準備したい。Fitsの押し入れダンスをいくつか購入する。

(9) マスク着用ルールについて

・現在は、「利用者に対しては着用を求めつつも強制はしない」「ボランティアについては全員着用」というルールでやってきた。
・世の中のマスク着用率が減ってきていることや今の暑さを考慮すると、そろそろボランティアに対しても着用は本人の判断としてもいいのではないかとの意見があがった。
・他方、最近は感染者が増加している。また、医療班から、対面で話す時は飛沫感染のリスクが高まるので注意すべきではないかとの指摘があった。実際、医療班は、利用者・ボランティア両者にマスク着用を義務付けている。
・これらの点踏まえ、今後は、ボランティアのマスク着用ルールは、「お弁当を渡すときや対面で話したりする時は必ず着用、それ以外の時間(袋詰めしている時など)は本人の判断に任す」ことに決定。

(10)その他

・ドライバーが不足している。引き続き募集していく。
・資金集めにつき、企業をどう巻き込むか(協力を求めるか)など、引き続き検討していく。
・三井住友銀行が従業員をボランティア活動に派遣するプログラムを始めるそうで、そういった企業へのアプローチも効果的かもしれない。
・財政健全化策として別途提案された助成金活用については、使える費目が限られている点が悩ましい上、申請手続きも膨大な事務量を伴うので、果たして現在のテノハシの人的リソースで対応可能かどうか要検証。まずは助成元を一つ厳選して申請してみて、どの程度の負担増となるか把握するのも一手。

以上